モナコインは、インターネット上で使用できる日本で初めて誕生した仮想通貨です。
- 仮想通貨のモナコインって何?
- モナコインの今後は?将来性はある?
そんなモナコインに対してこのような疑問を抱いている方も多くいらっしゃるでしょう。人気仮想通貨であるモナコインを購入するかどうか考えている方はきっと多いはずです。
そこで、この記事ではモナコインの特徴や将来性についてを解説していきます。モナコインが気になっている人はぜひとも参考にしてください。
そもそもモナコインは、実用通貨としての性質が強いとされています。世界で初めての技術が使われていて、他の仮想通貨とは異なる点が多いのです。
それでは、そんなモナコインの概要について解説していきます。
目次
仮想通貨のモナコイン(Monacoin)とは?
モナコインは、インターネット上の掲示板である2ちゃんねる(現在は5ちゃんねる)で使用されるアスキーアート「モナー」を参考として2013年12月から開発を始め、2014年1月にリリースされた仮想通貨です。
アスキーアートの「モナー」とは、2ちゃんねるを代表するキャラクターで、それにちなんでモナコインという名称が使われています。
日本のサブカルチャーの代表格といえる2ちゃんねる発の仮想通貨として注目されて、現在でも多くの人たちに取引されているのがモナコインです。
開発をした中心人物とされているのはMr. Watanabe(わたなべ)です。わたなべ氏はもともと「2chpool」を運営していた人物であり、2013年12月23日にβ版をリリースして、2014年1月1日にはモナコインを正式リリースしました。
日本初の暗号通貨として注目を浴びたため、日本国内でモナコインを使うことができるサービスがどんどん作られています。2017年の6月には秋葉原にあるパソコンショップアークにおいて、モナコインが実店舗でも使えるようになりました。
仮想通貨のモナコイン(Monacoin)の特徴
仮想通貨のモナコインにはどういった特徴があるのかまとめました。
Segwitを世界で初めて採用した
モナコインの大きな特徴はSegwitという技術を世界で初めて採用した点です。Segwitとは「Segregated Witness」が正式名称であり、ビットコインの抱えていた課題を解決できる技術として注目されました。
ブロックに入れるトランザクションのフォーマットを整理することによって、多くのデータをブロックに入れられるようにした技術です。ビットコインでは1ブロックにつき容量が1MBに制限されていました。これでは取引データが増加しても対応できず承認作業が遅れるといった問題が指摘されていたのです。
このような問題はスケーラビリティ問題と呼ばれていて、それを解決する方法として注目されていたのがSegwitなのです。
モナコインはSegwitを取り入れたことによって、従来の仮想通貨よりも多くのデータを短時間で処理できるようになりました。
そのため、実際にモナコインの取引時間は仮想通貨の中ではかなり短いです。現在ではモナコインだけではなくビットコインやライトコインでもSegwitが実装されています。
さまざまな場面で使うことができる
仮想通貨といえば、ほとんどのものが発行されても利用されないか、メジャーなコインと交換するしか用途がないとされていました。
その中でもモナコインは日本で初めての仮想通貨として注目されて、2ちゃんねるを中心として各コミュニティで盛り上げられたことで注目度を上げたのです。
そのため、モナコインは他のマイナーな仮想通貨とは異なり、実際にさまざまな場面で利用されてきた点が大きな特徴となっています。
たとえば、2014年の4月にはモナコインを利用した土地の売買が成立しました。長野県の山中にはモナコインで売買された土地があり、今ではそちらにモナコイン神社が建立されています。
モナコインは投げ銭という文化で活用された例も多いです。ブログやツイッター、電子掲示板などで気に入った投稿やクリエイターがいれば、その人に送金する手段としてモナコインが活用されたのです。
モナコインを決済に利用できるオンラインショップも続々と登場しました。ついには実店舗でもモナコインも決済手段として対応するケースも出てきたのです。
2ちゃんねるを中心に盛り上げられた仮想通貨
モナコインは2ちゃんねる発祥の仮想通貨のため、すぐにいろいろなコミュニティで話題にされるようになりました。みんなが協力をしてモナコインを盛り上げていこうという流れが生まれたため、モナコインは仮想通貨の1つとして国内ですぐに定着したのです。
もともとモナコインは開発者であるわたなべ氏が2ちゃんねるにあるソフトウェア板に登場してリリースを発表しました。開発者は素性を明かしていないのですが、匿名掲示板である2ちゃんねるに情報を次々と発信したことで話題になりました。
2ちゃんねるでは、モナコインを盛り上げたいと考える人が次々と現れて、実際にモナコインを使えるサービスの開発に取り組んだ人も出てきたのです。
基本的に2ちゃんねるにいる人達というのは面白いことが好きであり、そのためにみんなで盛り上げていきたいという気持ちの人がたくさん集まる場所です。新しくできた楽しいおもちゃという感覚でみんなが盛り上げてきたことによって、モナコインは今では仮想通貨として定着したのです。
個人情報を開示しなくても利用できる
仮想通貨の中には中央集権型のプロジェクトで企画されたものが多いです。このようなタイプの仮想通貨では特定の管理者がいて、中央による管理運営によって仮想通貨が成立しています。
一方、モナコインの場合は分散型の決済システムといえるのが特徴です。そのため、これからモナコインで取引を始めたいときには、わざわざ個人情報を開示する必要はありません。匿名性を維持した状態で送金ができるのです。これは大きなメリットであり、モナコインを利用すると誰でも気軽に送金から残高確認、入金までできるのです。
実際にモナコインを入手するためには、最初にウォレットを作ります。このときにはウォレットをダウンロードするだけでウォレットアドレスが発生する仕組みです。このアドレスを他人に知らせることで、そこにモナコインを送金してもらえます。モナコインを入手するには、誰かにもらう、取引所で購入する、マイニングする、サービスや物を売るといった方法があります。
仮想通貨のモナコイン(Monacoin)【今後の将来性について】
モナコインは2ちゃんねる発祥という理由から馬鹿にされることが多く、将来性がないといわれています。しかし、実際にはモナコインは大手取引所でも取り扱われるようになり、実店舗でも使えるお店が増えてきていて、ライブ配信サービスであるツイキャスと提携を始めました。
このように明るい話題が増えているのがモナコインのため、今後もモナコインについては価格上昇の可能性が高いです。
そもそも、モナコインは実用性を重視して開発された仮想通貨です。実際にモナコインは盛んに使われていて、他の仮想通貨と比較しても利用できる場所はたくさんあります。そのため、今後も実用性が評価されて購入する人は増えると予想できるのです。
モナコインはあくまでも日本ローカルの仮想通貨であり、国外ではほとんど知名度がありません。そもそも日本語の掲示板で開発されて、ユーザーも日本人ばかりです。情報発信も日本語でしかほとんど行われていません。
それでも、海外の人に使ってもらおうと動いている人もいます。そのため、将来的に海外でもモナコインが注目され、実際に使う人が出てくれば、さらに価格が上昇する可能性もあるでしょう。
仮想通貨のモナコイン(Monacoin)【どこの取引所がよいのか?】
モナコインを国内の取引所で入手する際にどこの取引所を利用すればいいのか悩む人は多いです。そういう人におすすめできるのがコインチェックです。コインチェックがおすすめの理由について説明しましょう。
コインチェック(Coincheck)がベスト
現在、モナコインを扱っている取引所は複数存在しています。その中でもおすすめするのがコインチェックです。コインチェックは金融庁登録済である仮想通貨取引所であり、モナコインは2019年6月から取り扱っています。
コインチェックは東証一部上場の企業であるマネックスグループを親会社としているためとても信頼できる会社です。取り扱い通貨数は15通貨であり、その中の1つとしてモナコインも扱っています。コインチェックが提供しているサービスは仮想通貨販売所と仮想通貨取引所、コインチェックつみたて、貸仮想通貨サービスです。
コインチェックは管理画面が見やすくてわかりやすい点が評価されています。そのため、1日あれば使い方にすぐに慣れることができ、スムーズにモナコインの取引ができるようになるでしょう。
コインチェックは国内の仮想通貨取引において最大手といえる存在です。アプリのダウンロード数はトップクラスであり、多くの人が利用しています。たくさんの人が利用しているためコインチェックそのものの情報も多く出回っていて安心です。これから初めて仮想通貨を購入するという人には特におすすめします。
仮想通貨のモナコイン(Monacoin)に関するQ&A
モナコインについてはさまざまな疑問がある人が多いでしょう。そこで、仮想通貨のモナコインについてよくある質問と回答を紹介します。
Q.仮想通貨のモナコイン(Monacoin)の価格はいくら?
仮想通貨のモナコインの現在(2021年3月時点)の価格は200円程度です。モナコインはリリースされてから現在に至るまで価格の増減を繰り返しています。最近のモナコインの価格は安定していて、常に200円前後を推移しているのが特徴です。
大きな価格変動が起きていないため、今のうちに買っておくと良いでしょう。そうすれば、将来的に大きな価格上昇が起きたときにはかなり得をすることになります。モナコインは国内では一定の需要がある仮想通貨のため、これから大きな価格下落が起きるとは考えにくいです。そのため、比較的リスクの小さな仮想通貨といえます。
Q.仮想通貨のモナコイン(Monacoin)の送金時間は?
仮想通貨のモナコインは取引スピードが早い点が評価されています。暗号通貨はその性質のため取引をする際にはどうしても時間がかかってしまうのが弱点でした。たとえば、ビットコインの場合は待ち時間として10分ぐらいかかってしまうこともありました。それがモナコインの場合は取引をして承認されるまでの時間は1.5分に設定されています。
そのため、従来の仮想通貨と比較したときに取引をする際にかかる時間はかなり短くなっているのです。そのため、ビットコインよりも買い物や送金などで使いやすい仮想通貨といえます。
まとめ
日本発の仮想通貨であるモナコインについて取り上げました。モナコインは日本で生まれた仮想通貨として当初から注目されていて、2ちゃんねるを中心にして盛り上がっていったのが特徴です。今では実店舗でも使えるようになっていて、今後も注目されていくでしょう。
安定して取引されており、これからはさらに価格上昇する可能性も秘めています。モナコインに興味を持っている人はぜひとも調べてみてください。今ならば価格はそれほど上がっておらず、気軽に購入してみることができます。